「異世界のんびり素材採取生活」を読んで・感想

スローライフ

「異世界のんびり素材採取生活」は、こんな物語です

この物語の主人公は、幼い頃から収集癖があり、大人になってもゲームの世界でひたすら素材集めに熱中する一人の青年です。

ある日、彼はゲーム内で悲願の激レア素材を手に入れ、歓喜のあまり階段から足を踏み外して命を落としてしまいます。しかし、そんな彼を哀れに思った神様によって、異世界で新たな人生を始めるチャンスを与えられました。

彼が神様へ願ったのは、たった一つのこと――「異世界で、のんびりと素材収集ができるだけの力がほしい」

その願いは聞き届けられ、彼は広大な自然に恵まれた異世界へと足を踏み入れます。そこは、彼の趣味である「素材採取」を心ゆくまで満喫できる、まさに理想の場所でした。

彼は素材を効率よく見つけ出すための特別な力を授かりますが、その力は彼の想像をはるかに超えるほど便利なものでした。おかげで、誰も見たことがないような貴重なアイテムも、次々と彼のコレクションに加わっていきます。

物語の主軸は、魔王を倒したり世界を救ったりすることではありません。主人公が森を散策し、ユニークなスキル「調査」の力で発見した素材の使い道を考え、時にはそれを調理して味わい、日々の暮らしを少しずつ豊かにしていく様子が丁寧に描かれます。

派手な戦闘や壮大な冒険よりも、自分の好きなことに没頭する静かで満ち足りた時間を楽しみたい。そんな方にぴったりの、心温まるスローライフファンタジーです。

読んでみて・感想

全体的にほのぼのとしたストーリーと、柔らかなで丁寧な絵柄がマッチしてとても読みやすいです。
素材を探知するスキルで、危険な魔物も回避するので、コミック5巻現在、戦闘らしい戦闘(?)は、油断してクマに襲われた時ぐらいで(そのクマも魔法で即冷凍してしまう)、悪人らしい悪人も登場しない。

徹底してほのぼのを貫く、安心のファンタジーストーリーが魅力です。

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